脳梗塞の原因は脳の血管だけではない!気をつけたい心房細動!

 

脳卒中の一つである脳梗塞は

脳の中の血管が詰まることで引き起こされますが、

 

その原因にはいくつかあります。

 

一つは、

脳の中の血管自体に原因がある

アテローム血栓性脳梗塞です。

 

これは、脳の血管自体の動脈硬化が原因で血管が狭くなり詰まる場合や、

血管内のプラークと呼ばれる塊の出血の繰り返しで血栓が成長し、

血管を詰まらせてしまう場合などがあります。

 

やはり、脳の血管の健康が大事であることがわかります。

 

二つ目は

心臓です。

心臓の原因は見逃せません。

 

んん〜!?

心臓と脳は別物だし、

体の場所も離れているから

脳の血管に危険はないのではないか!?

と思ってしまいますが、

 

心臓には脳梗塞になるリスクが潜んでいます。

 

その答えとしてよく聞く言葉に、

心房細動

血栓

の二つがあります。

 

医療従事者は聞き慣れた言葉だと思いますが、

一般の方にはそのメカニズムやリスクなど、

曖昧な方も多いと思います。

 

では、

脳梗塞とどのような関連があるのか?

 

今回は、

心房細動と脳梗塞の関連について述べ

どのようにチェックし、

どのように対処していけばよいのか

お伝えします。

 

 

心房細動とは!?

 

脳梗塞は

様々な心臓の病気でも引き起こされますが、

 

中でも

身近に起こりやすく重篤なリスクを引き起こしやすいものは

心房細動です。

 

 

心房細動はその名の通り、

心房が小刻みに震えることです。

 

心房細動が起きるメカニズムを抑えておきましょう。

 

心臓は、

心臓を働かすために右心房の洞結節から電気が起こります。

その電気が心房と心室の間にある房室結節を通って

心室に伝わることで心室が働き、血液を全身に送ります。

 

ところが、

年をとったり、甲状腺機能亢進などの病気があると、

左心房からも電気を流すことがあります。(※)

※ 胎児期に洞結節以外に持っていた発電所は生まれる前に活動が停止しますが、上記の原因により再活動してしまうことがあります

そうすると、心房の電気回線が混線するために

心房が過剰な活動を引き起こし、小刻みに震えてしまうのです。

    (国立循環器センターサイトより引用)

 

ちなみに、房室結節が電気の量を調整しているため、心室の働き自体は大きく変わりません。

 

心室の働きが大きく変わらないと聞くと

まだ安心ですね。

 

 

心房細動が引き起こすリスク

 

では、心房細動があると何が危険なのでしょうか?

 

心房が小刻みに震えることで

心房に血の塊である血栓がいくつもできてしまうことがあるからです。

 

この血栓が心臓の左心室から飛び出し、

脳の血管を詰まらせると

脳塞栓を引き起こす可能性があるため危険なのです。

 

これを、

心原性脳梗塞といいます。

 

血栓の大きさは大小様々ですが、

もし、大きな血栓が脳の太い血管の根元で詰まってしまうと、

広範囲に脳が損傷してしまうため、

重篤な障害を引き起こす可能性が高くなります。

 

また、コントロールされていない心房細動があるときに

激しい運動をすると、

房室結節の調整がうまくとれず頻脈を起こすため、

動機息切れ、ときには意識消失を引き起こします。

そのため無理な運動はできません!

 

やはり

軽視はできないですね!

 

 

心房細動をチェックする方法

 

そう聞くと、

心房細動が起きているのか、

血栓ができているのか

気になると思います。

 

普段の生活において

心房細動が起きていても自覚症状が無いことが多いため、

どうしても見過ごしてしまいがちです。

 

では、どんな確認方法があるのでしょうか?

 

日頃からできるチェックは

 

脈を取ることです。

 

難しいことではないですね。

 

では、

なぜ脈を取るのか?

 

心房細動は、

心房から心室に電気を伝えるタイミングが不規則になるため、

心室の働くタイミングも不規則になります。

そのため、血液を送るタイミングも不規則になるため、

脈が不規則に観察されるのです。

 

脈が不規則になる心臓の病気は心房細動だけではないですが、

不規則になる時点で不整脈が起きているわけですから、

早めに受診することをお勧めいたします。

 

 

心房細動に対する検査と治療

 

一般的な検査としては、心電図検査超音波検査です。

 

心電図検査において、

心房細動では基線がガタガタのf波が出ますので、

心電図検査が有効です。

特に運動時や発作時に起こる心房細動の場合は、

ホルター心電図で24時間確認をします。

 

また、血栓を確認する検査は

心臓の超音波検査や食道心エコーにより確認します。

 

 

治療方法としては、

不整脈の状態を診て経過観察にするか、

血栓予防や不整脈に対する内服治療が行われます。

 

ずっと続いていて、止める必要がある場合は

  • 電気ショック(電気的除細動)
  • アブレーション治療(※)

の方法があります。

※アブレーション治療とは、心房細動の原因となる肺静脈に対する根治療法のことです。カテーテル治療が主流です。(詳しい説明は他書にて割愛をお願いします)

 

また、経過観察として

定期的な受診が必要になります。

 

いずれの治療法にしても、

心房細動をしっかりコントロールし、

心不全や脳梗塞を

予防することが大切です。

 

 

まとめ

今回は、気をつけたい心房細動として、

・心房細動とは!?

・心房細動が引き起こすリスク

・心房細動をチェックする方法

・心房細動に対する検査と治療

をお伝えしました。

 

 

脳梗塞の原因が脳の中だけではなく

心臓に原因がある可能性も踏まえ、

早めの発見、

適切かつ早めの治療が

重篤な脳梗塞を防ぐことに繋がるのです。