
脱水に注意!腎臓を守ろう!
残暑が続くこの時期、
まだまだ注意が必要なことは、
脱水です!
”・・・まだ暑いし、それは分かってます・・・”
と思われる方も多いと思いますが、
なぜ脱水に気をつけたほうが良いのか、
それは、
腎機能障害を引き起こしやすいからです!
”・・・腎機能障害・・・!? 腎臓はたしか・・おしっこを作るところ・・・!?”
何となくは分かっていても、脱水と腎臓の機能について、
よくわからない方も多いと思います。
では、なぜ脱水を防いで腎機能障害に気をつけなければならないのか、
今回は腎臓についてご紹介します!
腎臓は、
腰と背中の境目くらいにあるそら豆に似た形の握りこぶしくらいの大きさの臓器で、
背骨を挟んで左右に一つずつ並んでいる臓器です。
腎臓は「沈黙の臓器」と言われ、
体に何らかの症状が出ても痛みがなく気づかないことが多いため、要注意です。
では、腎臓とは何をする臓器なのか?
一言で言うと、
「汚れた体をキレイにするところ」です。
腎臓の中にある糸球体はろ過機能があるため、
必要な水分や栄養は血液中に取り込み、
不必要な老廃物は排出してくれるわけです。
腎臓の主な働き
・老廃物の排出 ・尿を作る ・水分・塩分の調整 ・血圧のコントロール ・赤血球の産生 ・カルシウムの吸収 |
などなど
体の調整にとても大切な働きをしていますね!!
しかし、このフィルターが機能しないと
正常に老廃物が排出されないため体が汚れたままになってしまい、
不調をきたしてしまうわけです!
つまり、
脱水が起こると必要な水分や血液を腎臓に送ることが出来ないため、
腎臓がしっかり働かなくなってしまうわけです!
では、体にどのような症状が現れるのか?
症状
・濃縮の尿、血尿 ・むくみ ・立ちくらみ(貧血) ・体のだるさ |
などです!
腎臓は一度機能しなくなると、
元に戻らないと言われています。
そうなると、体のろ過機能や老廃物の排出能力が機能しなくなるため、
人工透析を一生することになります!
これは様々な面で、とても負担がかかることです。
大切な機能をしっかり守りたいですね◎
定期検診で尿や血液検査をしている方は
以下の項目をチェックしてみましょう。
・尿の色
・尿蛋白 →尿にタンパク質が混じっていないか
・クレアチニン →老廃物が体内に残っていないか
・BUN →尿素が排出できているか
・eGFR →ろ過がどれだけできているか |
では、
体の改善に向けて何をすると良いのか?
以前は腎機能に異常があると腎臓の負担を避けるため
安静が指示されていましたが、
最近は適度な運動が良いとされ、
特に
有酸素運動は、血管の若返りや循環の改善に有効であるとされています。
専門家の指示のもとに運動を実践できるといいですね。
もちろん栄養も大切です。
脳梗塞や脳出血などの脳卒中は
血管の何らかのトラブルが原因になっていることが多いので、
血管は良い状態を保つことが大切です◎
血圧の管理は基準がどんどん厳しくなってきています。
特に脳卒中の再発予防には、
130/80mmHg内におさめることが大切であると言われています。
定期的にチェックし、圧の急激な変動に気をつけましょう。
腎臓や血管など体の機能を保っていけるように、
・水分補給
・減塩
・適度な有酸素運動
ぜひ、見直してみましょう◎
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