脳卒中の症状で高次脳機能障害に困ったことはありませんか?

また、医療職や家族の方が対応に悩むことはありませんか?

 

患者自身は

なんとなくぼんやりしていたり、

反対に急に忙しく動いたり

自分の体や人の話を無視したり

と様々な反応をします。

 

また、家族からは

「今までと様子が違う」

といった声をよく聞きます。

 

実際に、

高次脳機能障害をお持ちの方は生活動作がうまく出来ないことや、

置かれている状況の理解ができず悩むことがあると思います。

また、

病院や施設で高次脳機能障害の方と生活で関わりを持つ医療職や介護職、

家での生活でサポートしている家族の方にとって

話し方や接し方に悩むことが多いと思います。

 

私も医療職としてリハビリを行うときは日々悩んでいます。

 

なぜ高次脳機能障害に悩むのでしょうか?

そして、どのように対応すると良いのでしょうか?

 

そもそも、高次脳機能障害という言葉が難しいですよね!

 

今回は、

リハビリや生活で悩む高次脳機能障害について

 

高次脳機能とは?

高次脳機能障害とは?

高次脳機能の発生原因

脳の機能分担と役割

高次脳機能障害の種類と症状

リハビリテーションの進め方

生活での関わり方について

 

シリーズでご紹介いたします。

 

第1回目は

高次脳機能障害とその発生原因についてお伝えします。

 

高次脳機能とは?

 

では、そもそも高次脳機能とは何を指すのか?

 

たまに家族の声として、

「高次脳は脳のどの部分ですか?」

と聞くことがありますが、

高次脳という場所は脳内にありません。

 

連合野といわれる高度な働きをする部分はありますが、

高次脳は脳の場所を示す言葉ではありません。

 

動物にみられる高次な知的機能であり、

活動に必要な、認知、記憶、情報の選択、判断、学習、行為、創造などの

機能と言われています。

脳は様々な部分が共同して働くことで複雑な働きをコントロールしています。この機能を高次脳機能といいます。

 

高次脳機能障害とは?

 

主に脳の損傷によって起こされる様々な神経心理学的症状とされ、

言語・思考・記憶・行為などの認知機能に生じる障害で、

記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などで脳の損傷部位によって様々な特徴がでます。(wikipedia)

 

なぜ高次脳機能障害は悩むのか?

 

では、なぜ高次脳機能障害は対応悩むのでしょうか?

 

それは、高次脳機能障害の症状が

座る、立つ、歩くなどの基本動作の安全性

生活動作の正確性

良好な対人関係

社会性や管理能力

などに支障をきたしやすいからです。

 

つまり、体や生活のエラーと思われることが起きやすいため

困りやすいわけです。

 

高次脳機能障害の発生原因の考え方!

 

では、なぜ高次脳機能障害は発生するのでしょうか

ここでは脳の働きを踏まえて二つの考え方をお伝えします。

 

一つ目は

脳の機能局在における部位の損傷です。

難しい言い回しですが、

 

脳には、

考える場所、

見たものを認識する場所、

感じたものを認識する場所、

聞いたものを認識する場所、

話を発する場所、

聞いたことを理解する場所

感情をコントロールする場所

体の位置を認識する場所

記憶をする場所

など役割を持った部位が区分けされています。

 

これを機能局在といいます。

 

脳卒中によってある働きを担っている部分が損傷を受けると

損傷を受けた部位は働きにくくなるため、

脳の働きのバランスが崩れ高次脳機能障害が引き起こされるのです。

 

二つ目は

脳の中を通っている神経の損傷です。

 

前述の分担された機能局在の働きは、

全て脳内の神経によって情報が伝えられ、働きが機能します。

脳卒中の影響で神経自体や神経の通り道の脳が損傷を受けると

情報の伝達ができなくなるため、脳の働きが機能しなくなります。

そうすると

やはり脳の働きのバランスが崩れ高次脳機能障害が引き起こされるのです。

 

まとめ

第1回目は、高次脳機能障害とその発生原因についてお伝えしました。

・高次脳機能は高次な知的機能が共同して働く

・脳が損傷するによって起こる記憶障害、注意障害、遂行機能障害、

社会的行動障害などの神経心理学的症状を高次脳機能障害という

・高次脳機能障害は、機能局在の損傷と神経の損傷が発生原因となる。

 

日頃の生活では脳の中を見ることは出来ません。

MRIやCTなど脳画像が発展してきている今日、

損傷の場所をしっかりと確認し、

医師からしっかりと説明を受け、

なぜ高次脳機能障害が起こっているのか

理解できると安心ですね。

 

次回は

脳の機能分担と役割について

お伝えします。